出版社内容情報
「甘長トウガラシ」は、シシトウと同じく、辛味の少ないトウガラシの仲間。「伏見トウガラシ」「万願寺トウガラシ」「ひもとうがらし」など、伝統野菜として各地に根付いている。シシトウより大きくて作業がラク、獣害が少ない、単価もよい。近年はつくりやすいF1種も育成され、全国流通が始まった。本書は、主な品種の特徴から、誘引による樹勢のコントロール、辛味・着色果対策、作型ごと(露地、ハウス無加温、ハウス半促成、養液栽培)のポイントなどを解説。プランターでつくる方法、自家採種のやり方、売り方のアイデアも紹介。
目次
第1章 甘長トウガラシを育てる人たち
第2章 なぜいま甘長トウガラシなのか
第3章 甘長トウガラシの品種と生育特性
第4章 栽培のポイント(作型共通)
第5章 露地栽培
第6章 ハウス土耕栽培(無加温)
第7章 養液栽培
第8章 農薬をできるだけ使わない病害虫の防ぎ方
第9章 甘長トウガラシの食べ方と加工品、売り方
付録
著者等紹介
寺岸明彦[テラギシアキヒコ]
昭和33年、大阪府生まれ。昭和58年京都府立大大学院博士前期課程修了、農学博士。元京都府山城北農業改良普及センター副所長。トウガラシや甘長トウガラシ、エビイモなど京野菜の栽培指導、農福連携事業で「京都産唐辛子使用七味唐辛子」をはじめとした特産品の生産支援などを行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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