出版社内容情報
定植~株養成の翌年、春先から高品質若茎を収穫しきる新作型。従来作型と比較して明らかに病気が少なく、低コスト・省力化が期待でき、多品目少量生産指向、直売所向けに最適。初心者にも取り組める。都市近郊での導入も盛んになっている。早期定植(深植え)を可能にした新型簡易移植機を駆使し、1年で力のある株をつくり、翌年の萌芽を極大まで高めるポイントを解説。毎年苗の用意が必要だが、取り組みやすさは格別。輪作にも期待が持てる。水田転換畑での導入もおもしろい。
目次
1 新栽培法「採りっきり栽培」とは?(株養成の翌年、すべてを採りきる;採りっきり栽培のねらい;収益性はどうか? ほか)
2 「採りっきり栽培」のポイント(株の「力」をつける土と水;早期定植で株の「力」をさらに高める;セル成型苗の深植えで省力と霜害回避 ほか)
3 「採りっきり栽培」の実際(畑の準備;播種と育苗;畑の耕起、うね立て、マルチ ほか)
著者等紹介
元木悟[モトキサトル]
1967年長野県生まれ。筑波大学卒業後、長野県下伊那農業改良普及センター、中信農業試験場、野菜花き試験場を経て、明治大学農学部准教授。野菜類の生理・生態解明、安定生産技術・作型の開発、軽労働・省力的な技術体系確立などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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