出版社内容情報
ダイズは中国原産のマメ科の作物。東アジアでは主食のコメとの組み合わせで数多くの食品が生みだされてきた。日本でも豆腐や味噌、醤油、納豆、さらには菓子類、惣菜にいたるまで、利用の幅は広い。それでも世界的にみれば、ダイズ由来の油やダイズ粕としての利用が多く、産業や生活に果たす役割が大きい。この100年で南北アメリカでの生産が爆発的に増えた一方で、ダイズの発祥地中国が世界最大の輸入国になるなど世界的な変化も視野に入れつつ、ダイズと人間のかかわりを描く。
国分牧衛[コクブンマキエ]
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目次
1 ダイズという作物(暮らしに産業に全世界で利用される作物;先祖は野生のツルマメ、栽培の起源は古代中国 ほか)
2 ダイズの育ちと栽培技術(たねまきから収穫まで ダイズを育てるための農作業;たねまきと発芽のしくみ、出芽と葉の展開 ほか)
3 日本、世界のダイズ作(日本のダイズ作1 畑作と水田作の二本柱;日本のダイズ作2 各地に生まれた多様な品種 ほか)
4 ダイズの利用・加工(ダイズの加工法・調理法とおもな栄養成分;豆腐、湯葉、油揚げ…豆乳とその加工品 ほか)
5 ダイズのいま、これから(日本のダイズ 生産と消費の近現代;国際商品としてのダイズ 世界の輸出国と輸入国 ほか)
著者等紹介
国分牧衛[コクブンマキエ]
1950年岩手県生まれ。東北大学農学部(作物学)卒業。農学博士・東北大学名誉教授。農林水産省東北農業試験場、農業研究センター、国際農林水産業研究センターなどを経て、東北大学教授を歴任。ダイズやイネの研究を中心に、外国との共同研究などにも従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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