出版社内容情報
納豆はご飯のおかず? 調味料? 味噌、醤油と並んで和食に欠かせない納豆は、アジア全域でもおなじみのソウルフード。でも各地の納豆を見れば、トウチや魚醤と同じく調味料としてや、チーズがない時期の代用品として使われたり、植物の葉や段ボール箱の中で自然発酵させたり……地域によって納豆の姿はさまざま。日本では、かつて「ハレ食」だったのが、現在は健康食として、伝統食材としても見直され始めています。
地域や時代につれて変遷をとげる「アジア・日本の納豆」の深い世界を、豊富な写真や図版とともに伝えます。
内容説明
納豆はおかず?調味料?アジア・日本の豊かな発酵世界を探る。古くて新しいアジアのソウルフード!
目次
はじめに―アジアに広がる納豆食文化
植物で決まる納豆の味
稲ワラ納豆の消滅
ワラ文化と納豆
アジアのおかず納豆
日本の発酵大豆とご飯にかける納豆
東北の調和料納豆
アジアの調味料納豆
ヒマラヤの調味料納豆
カビで発酵させる納豆
タイ・バンコクの納豆事情
おわりに―納豆食文化の形成
著者等紹介
横山智[ヨコヤマサトシ]
名古屋大学大学院環境学研究科教授。1966年、北海道生まれ。1992~94年まで青年海外協力隊員としてラオスで活動。筑波大学大学院博士課程地球科学研究科地理学・水文学専攻中退。熊本大学文学部助教授(准教授)などを経て、現職。博士(理学)。専門分野は文化地理学、東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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