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内容説明
著者は自らが住まう八戸が育んだ安藤昌益の人と思想に魅せられ、ことばを扱う仕事柄、昌益先生の「私制字書巻」の虜となった。本書は五千余字の「私制字書巻」から二百六十余字を抜粋。翻刻と訳、解説・論評を施した。「みちのく」が生んだこの世界に誇る思想家を、広く知ってもらう手掛かりにと、幼少年にも楽しめる「昌益かるた」まで付した。より深く学ぶための『安藤昌益全集』へ誘う手掛かりの一つとして。
目次
1 昌益の文字観と教学批判―一は根本・始原にあらず「一」
2 字解にみる昌益思想(昌益の部首批判―「二別」は差別の根源なり「二」;二画の部首より―八は器の蓋と底「八」;三画の部首より―男女にして一人「大・女・子」 ほか)
3 篇・画・冠・台にもとづく文字批判(乙にもとづく文字「乳・糺」;八にもとづく文字「公・兵」;冂にもとづく文字「最」 ほか)
著者等紹介
吉田徳壽[ヨシダトクジュ]
1942年8月、岩手県岩手郡滝沢村(現滝沢市)生まれ。盛岡の高校を卒業、フジ製糖に入社し、働きながら通信教育大学講座を修了。デーリー東北新聞社を経て、東奥日報編集委員を務め、同社退職後は社会福祉法人の理事・施設長も経験。著書『米―飽食への警告』で第12回「新評賞」を受賞。現在、日本ペンクラブ会員、農政ジャーナリストの会会員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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