目次
れきし(古くからなじみ深く慕われた花;里のくらしで利用されてきた身近な木)
しゅるい(日本には、10種の野生種がある;北のサクラ 南のサクラ 高山のサクラ ほか)
そだち(サクラの四季と芽生えから老木まで;冬芽と早春の芽吹きたち ほか)
さいばい(たねを発芽させて、木を育てる;枝ぶりは、まず自然にまかせよう ほか)
りよう(サクラの木材や樹皮を利用する;花と葉の塩漬け 染めもの スモーク)
未来の人とサクラのくらし
著者等紹介
勝木俊雄[カツキトシオ]
1967年福岡県生まれ。1992年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。農学博士。現在、国立研究開発法人森林総合研究所多摩森林科学園主任研究員。専門は、樹木学、植物分類学、森林生態学
森谷明子[モリヤアキコ]
1969年静岡県生まれ。日本画家。筑波大学大学院芸術研究科美術専攻日本画分野修了。在学中に春季創画展入選、富嶽文化賞展準大賞受賞。銀座あかね画廊企画の日本画若手作家の会「竜淵の会」に参加し大学院修了後は無所属で制作発表を行なう。屏風の大作を得意とし寺社奉納絵画にも力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
68
「木花之佐久夜毘姫(このはなのさくやひめ)」の名前「サクヤ」から「サクラ」になったとする説がある。野生種は日本で10種。世界には北半球で100種ほどある。’染井吉野(ソメイヨシノ)’は母エドヒガン、父オオシマザクラ。栽培品種は100種類以上ある。日本のサクラの実は渋み苦み成分が強く、種類によっては有害なシアン化合物が含まれているので注意。落ちた枝で箸やスプーンを作ることができる。花の塩漬けは、8割が神奈川県秦野市千村(がだのしちむら)に植えられている’関山(かんざん)’から生産される▽巻末にさくいんあり2023/09/11
てんちゃん
34
桜が満開のうちに読み終えて満足♪精一杯、桜に浸ることが出来ました(*^^*)しかし、この本、絵本と称してますが、実際はかなり詳細な植物図鑑と言うべき情報量。身近な木の蘊蓄に触れることは楽しい。校庭の木シリーズとして、銀杏、楓など他にも数冊発行されているようなので、季節に合わせて読み重ねたい。2017/04/16
ももたろう
24
日本各地で植えられている染井吉野は江戸時代の終わりに栽培された品種。もともと日本にあった野生種は10種類。本来 芽の出来ない幹や根本から枝が伸びる「胴吹き」や「ひこばえ」は弱った木が若返ろうとしているサインとは知らなかった!絵本と言うより図鑑に近く大人でも充分楽しめる。淡い黄緑色の花をつける八重桜「鬱金」にうっとり。来年の春にはゆっくりお花見が出来るといいなぁ🌸2021/05/07
猫
12
図書館本。桜の種類や見分け方、染井吉野について、体の仕組み、桜の木の四季と一生など、写真一杯にわかりやすくまとめてある。児童書コーナーにあり、タイトルも「絵本」で、振り仮名つきで、明らかに子供が対象なのだけど、桜チップの燻製とか桜の葉の染色とか、何年もかけて桜の木を育てるとか、試してみようのハードル高すぎ(笑)染井吉野はもちろん大好きだけど、ピンクがかった八重咲きの桜(関山)とかも好きだな。2018/03/31
たーちゃん
10
とっくに息子の小学校の桜は葉っぱだけになってしまいましたがこちらの本を読みました。2025/04/20




