出版社内容情報
日ごろ食卓をにぎわす魚をめぐって、いま現場で何が起きているのか。全国の浜を訪ね、漁師と共に漁業が直面する課題を考える。30年前に世界一の漁獲量を誇った日本の水産業は、世界8位の座に甘んじている。乱獲による資源減少、漁業者の高齢化、燃油の高騰など取り巻く環境は厳しく、東日本大震災・原発事故、TPPが追い打ちをかける。往年の輝きを取り戻すためには、何が必要か。オホーツク沿岸から与那国島まで全国各地の浜を最新レポート。東日本大震災・福島第一原発事故からの復興と特区の問題、後継者育成、漁業者による資源管理、温暖化や貧栄養化が漁業に与える影響、国境問題と報道されない現実などを、ひとりひとりの漁民の顔が見える形で描く。
上野敏彦[ウエノトシヒコ]
著・文・その他
内容説明
毎日の食卓を賑わす魚や海産物をめぐって、生産現場でいま何が起きているのか。北海道・オホーツク沿岸から沖縄・与那国島に至る全国各地の浜を訪ね、東日本大震災・福島第一原発事故からの復興、漁業の後継者育成、水産資源の管理、地球温暖化や「貧栄養化」が漁業に与える影響、国境問題などを、一人ひとりの漁民の顔が見える形で描く。
目次
瀬戸際の水産業
1 東北の海を行く(風評被害と闘う―福島;カキに賭ける人生―宮城;漁協の底力を発揮―岩手)
2 魚と人を未来につなぐ(黒潮の狩人たち;雪景色の日本海;里海で暮らして)
3 知られざる漁業の最前線(国境の海;養殖新時代;内陸で漁業に夢見て)
著者等紹介
上野敏彦[ウエノトシヒコ]
共同通信編集委員兼論説委員。1955年神奈川県生まれ、横浜国立大学経済学部卒業。79年より共同通信記者、社会部次長、宮崎支局長を経て現職。現境・公害や漁業、日本の近現代史が取材テーマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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