目次
なぜ今、准組合員問題なのか―その不当性とグローバルな政治経済学的背景
特別寄稿 農政大改革に現場からモノ申す―下衆の勘ぐり考
准組合員制度がはらむ矛盾と改革の基本方向―対抗軸構築に向けての試論
戦後農協のアイデンティティと准組合員問題
法制度としての准組合員制度の意義と課題
准組合員にかかる二つの論点と海外の農協の事例
「コモンズ」としての地域農業資源と准組合員
地域住民参加による地域農業の展開と准組合員
現場からの報告 地域にひらかれた農協運動
都市型農業政策「攻めの農業、守りの農業」
現場からの報告―食と農をつないで地域社会に貢献するJAをめざして
現場からの報告 組合員多様化時代の新たな農協運動
協同運動の仲間・生協役員からみた農協攻撃と提言―求められる「上向き・内向き・後ろ向き」発想からの脱却
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
35
山下惣一「農政大改革に現場からモノ申す」(16頁~)で、著者が暮らす中山間地では耕作放棄、農地を借りる人も不在(17頁下段)と現実の厳しさをご指摘される。農政、制度、法律はこの現実を改善させる責務を負う自覚を。原弘平「『コモンズ』としての地域農業資源と准組合員」(61頁~)で、コモンズは入会、共同放牧地、沿岸漁業資源という地域共有資源を指す。その持続可能な管理のあり方について議論、研究されてきた(63頁上段)。2016/03/23
ようへい
0
地域組合か職能組合か。イコールフィッティングの問題も協同組合はどの程度優遇されてるのか、あまり定量的にわからない。2017/09/19