内容説明
利根川支流の源流域の村での釣りをとおして、川を「流れの思想」からとらえ、村人の労働に「仕事」と「稼ぎ」の二面性をみる。その後の考察の出発点となった記念碑的作品。ほかに「岩魚が老いる」など釣りにかかわるエッセイ五編を収録。
目次
著者解題 結ばれた過去と未来
山里の釣りから
光のさす道
狩野川
釣り人たち
岩魚が老いる
ヤマメ釣り講義
著者等紹介
内山節[ウチヤマタカシ]
1950年、東京生まれ。哲学者。1976年、『労働過程論ノート』(田畑書店)を著わす。1970年代から東京と群馬県上野村を往復して暮らす。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。「東北農家の二月セミナー」「九州農家の会」などで講師を務める。2010年4月より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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