内容説明
本書の構成は、静電場スクリーン開発の発展に合わせた章立てになっているいずれの章においても、内容に合わせた基本情報や補充説明の項目を設け、静電場スクリーン研究の意義と位置づけが理解しやすくなるように配慮した。3種類の静電場スクリーンを個別の章に分け、それぞれにおいて、研究と開発がどのように展開してきたかが分かるように取り纒め、多くの実施例を紹介している。
目次
静電気工学を利用した静電場スクリーンの開発
静電場スクリーンのためのモデル病害虫と標的生物
単印加・単極型静電場スクリーン(SM‐スクリーン)の開発とその利用
単印加・双極型静電場スクリーン(SD‐スクリーン)の開発とその利用
両印加・双極型静電場スリーン(DD‐スクリーン)の開発とその利用
静電気工学における関連技術の展開(静電捕捉技術の応用;放電技術の応用)
著者等紹介
豊田秀吉[トヨダヒデヨシ]
1949年12月23日大阪市生まれ。1979年京都大学大学院農学研究科農林生物学専攻(植物病理学)を修了、1980年京都大学農学博士の学位を取得。日本学術振興会特別研究員を経て、1981年近畿大学農学部助手に着任、講師、助教授(准教授)を経て、1998年に農学部および大学院農学研究科教授に昇任。この間、1988年には特別海外派遣研究員(文部省)として国立シンガポール大学(理学部植物学科)に出講。現在の専門分野は植物感染制御工学、植物防御システム工学
松田克礼[マツダヨシノリ]
1961年1月21日、滋賀県生まれ。1992年近畿大学大学院農学研究科を修了、同年、近畿大学より農学博士の学位を取得。ミネソタ大学特別研究員を経て、1994年近畿大学農学総合研究所助手に着任、同講師、准教授を経て、2002年近畿大学農学部に移籍、2008年に農学部および大学院農学研究科教授に昇任。現在の専門分野は植物防御システム工学。静電場スクリーンの開発研究では装置の試作と機能解析試験を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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