内容説明
都会の屋上やベランダで、畑をしのぐ収穫を!台所の発酵食品や米ヌカ、街路樹の落ち葉など、身近な素材を活用し、プランター内の土壌動物や微生物の力をとことん生かす、おどろきの栽培術。
目次
1 四季の屋上・ベランダ菜園(冬―春の準備はもうはじまっている;春―農繁期に突入!果菜類の植えつけに大忙し ほか)
2 微生物をとことん生かす、土つくり(わたしのプランター栽培理論;プランター内の土を、野菜がよろこぶ発酵空間に ほか)
3 容器と道具のえらびかた、つかいかた(野菜の性格にあわせて、容器をえらぶ;深い容器が必要な野菜 ほか)
4 じぶんでタネとり、苗つくり(かんたん!じぶんでタネとり;屋上でタネとりしてきた固定種のタネたち ほか)
著者等紹介
安藤康夫[アンドウヤスオ]
2006年よりプランター野菜栽培を開始し、現在に至る。伝統野菜を中心にタネとりをくり返し、屋上プランターに順応した野菜を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あじ
28
ビルの屋上やベランダで展開されるプランター畑。僅かな空間でも“生態系”が発生するのだから、自然の強かさに舌を巻く。小さな昆虫や微生物の力を拝借し、有機栽培の土台である土作りから筆者は取り組む。種も自家採取しそこから苗へ育てる。お金をかけない自給自足の菜園ライフが、都会で一番空に近い所で営まれている。理論的に自然のサイクルを捉えた考察も面白い(二件の実験は我が家の菜園に関わっていた)。プランターの直径はメジャーがなくても割り出せること、ガシャポンカプセルを利用した育苗など学ぶべき点と感心する点が尽きなかった2017/06/01
carl
16
プランターと言うより鉢植えって感じ。露地植えのアイディアに使えるかと思ったけどチョット違った。2019/07/07
Mari
6
図書館 タネの入手先。2017/10/02
ココアにんにく
2
屋上にこんな世界が広がっていたら素敵です。米ぬか・落ち葉・生物・微生。ウズラまで…。、ベランダハーブをはじめたばかりの私から見ると、あまりにも上級者なのでただただ感心。2017/07/29
たぬきどん
2
米ぬかや落ち葉を使った堆肥づくりが面白くて、やってみたいと思いました。野菜の収穫だけではなく、その先のタネを取るところ、F2以降を育てる楽しみも書いてあって、面白かったです。2017/05/15