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内容説明
日本文化の源流を探求することは宮本常一の終生のテーマであった。古代アジアの稲作は日本列島にどのようにしてもたらされ広がっていったのか。焼畑と狩猟はどのような関係があるのか。竪穴の暮らしはいつまで続いたのか…。生涯にわたる膨大なフィールドワークの裏付けのもとに、考古学・歴史学・民族学などの知見を織り込みながら若者に縦横無尽に語った講義「日本文化の形成」。本巻はその前半を収録。併せて、講義と相補する講演「海洋文化と福岡」を収める。
目次
1 一九七九年七月六日(縄文の後裔;渡来人と稲作 ほか)
2 一九七九年九月七日(竪穴の暮らしと土蜘蛛;稲作と鉄 ほか)
3 一九七九年一〇月五日(大陸と列島弧;古代アジアの農耕 ほか)
4 一九七九年一一月二日(焼畑と狩猟;農耕と秦氏の役割)
5 一九七九年一二月七日(農耕文化と機織技術の伝来;畑作の諸相)
付 海洋文化と福岡(竪穴住居と土蜘蛛;高床はどこから来たか ほか)
著者等紹介
宮本常一[ミヤモトツネイチ]
1907(明治40)年、山口県大島郡家屋西方村(現・周防大島町)に生まれる。1927(昭和2)年、天王寺師範学校卒業後、小学校教諭を経て、1939(昭和14)年、渋沢敬三に師事し、アチックミューゼアムに入る。1954(昭和29)年、全国離島振興協議会初代事務局長。1965(昭和40)年、武蔵野美術大学教授。1966(昭和41)年、日本観光文化研究所所長。1981(昭和56)年没
田村善次郎[タムラゼンジロウ]
1934年、福岡県生まれ。武蔵野美術大学名誉教授。専攻は文化人類学、民具学。宮本常一の薫陶を受け、さまざまな民俗調査に参加する。現在、宮本常一の著作・編集に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi
aoto