感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
288
これも農文協の「農家になろう」のシリーズ。第1巻の著者は酪農家三友盛行氏。中標津で60頭の牛(ホルスタインとブラウン・スイス種)を飼育している。どうやら家族経営のようで、ご本人と妻、長男とで経営にあたっている。奥さんの由美子さんは自家製のチーズも作っている。想像はできることだが、実際に365日まったく休みがない仕事である。しかも、朝牛舎に入って何もない日こそが最良の日であるらしい。冬もたいへんだろうが、夏は夏で草を刈り、冬に備えてロールベールを作らなくてはならない。牛とともにいることが幸福であると⇒2024/01/13
Kawai Hideki
91
農家になろうの写真絵本第1巻。浅草に生まれ、酪農家に憧れて根釧台地を自らの手で開墾し、日本でも数少ない放牧型酪農に取り組んでおられる三友牧場に取材。このシリーズは農家の名言・至言が魅力。「牛飼いの仕事は、先ず牛になること」「酪農は人の食糧とならない草を乳牛を通して、ミルク、肉を生産する『奇跡』の農業です」「中国には『三余の恵み』という言葉があるんだ(雨、夜、冬の農作業の休みの時間)」「(この木は誰が植えたかと聞く孫について)『ほら、じいちゃんだよ』って誰かが教える。そのとき、オレはよみがえるのさ」2016/02/07
Toshi
17
読み友さんの感想を見て。 「牛飼いの仕事は、まず牛になること。」酪農家三友さんは、牛が幸せに、元気に乳を出すよう、放牧で牛を育てる。牧草は牛の排泄物を栄養の育つ循環型酪農業である。「農家になろう」と言う児童向けシリーズではあるが、内容的に妥協はなく、大人が読んでも勉強になる。本業で酪農関連の事業を支援しているので、現場感のある解説は、とても役に立ちました。2024/01/17
たまきら
17
読み友さんから。おお、伝説の酪農家三友さんではないですか!(NHKプロフェッショナルにも登場されてます)オカンの方が真剣に読んでしまいました。オタマさんは牛と一緒に歩くおじさんの写真に「いいなあ!」やっぱり酪農家になりたいそうです。下町っ子なのにねえ。2016/04/02
ヒラP@ehon.gohon
12
酪農家って大変。2016/08/13