内容説明
“いのちの原理”で未来を拓く。反&脱原発3勇士珠玉の対談・提言集。
目次
1 原発という犯罪に抗して(原発推進の確信犯から反原発の確信犯へ;巨大科学技術は“想定外”の隙間だらけ―伊方原発裁判という経験;願望で現実を見てはいけない―原発事故の現状について;原発の存在が犯罪です;放射能が怖いという反原発が弱者にしわ寄せしていないか;自責の念をもって原子力を止める)
2 遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)―はかない幻想から私たち自身を解放しよう(しくじりを許されない原発という凶器;内なる“利己的な原発”に思いを至す;“社会的な関係としての幸せづくり”の観点から原発と原発事故を考える;“資源のない国 日本”という発想の貧困を乗り越える)
3 脱原発は、いのちの原理に未来を託すこと(生きることは、危険とともに生きること―だからモノの関係を、いのちを土台に据えた人と人との関係へ;生み、かつ産む―本来の「生産」に依拠する社会を;「今、いのちがあなたを生きている」―東本願寺の標語;いのちの原理に未来を託す)
著者等紹介
小出裕章[コイデヒロアキ]
京都大学原子炉実験所助教。1949年、東京生まれ。東北大学工学部、同大学院修士課程修了。全ての原子力発電を止めさせ、廃炉にするために全精力を注ぐ
中嶌哲演[ナカジマテツエン]
棡山明通寺住職。1942年、福井県小浜市生まれ。高野山大学仏教学科卒業。在学中、広島出身の被爆者と出会う。宗教者として平和運動、反原発運動に関わりつづける
槌田劭[ツチダタカシ]
使い捨て時代を考える会相談役。1935年、京都市生まれ。京都大学理学部卒業。科学技術に疑問をもち京都大学を辞職。1973年、使い捨て時代を考える会設立、理事長として運動を牽引(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
岸野令子
健康平和研究所
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