目次
国産トウモロコシのためのたたかい
第1部 論争―北米自由貿易協定(NAFTA)締結後のトウモロコシの大量輸入とGM論争(遺伝子組み換えトウモロコシ(GMコーン)とその専門家たち―トウモロコシ発祥の地で拡散するGM遺伝子。専門家だけにまかせてよいのか?
コーンとハイブリッド国民―メキシコの歴史と文化に深く根ざしたトウモロコシ農業。議論はどう展開してきたか?)
第2部 暮らしの立て方―北米自由貿易協定(NAFTA)がもたらした農業の危機と生活の激変(地域社会とその内部対立―コミュニティと水利組合と国家の関係を水利をめぐる抗争史からみる;農村の再形成―危機への農民的対応としての出稼ぎ・移住と、トウモロコシ農業のゆくえ;カンペシーノ、いまでは移民労働者とマキーラ労働者に?―農業への関心のうすれと、土地に根ざした暮らしのアイデンティティの問題)
著者等紹介
フィッティング,エリザベス[フィッティング,エリザベス][Fitting,Elizabeth]
カナダの文化人類学者。カナダのトロント大学卒業。New School for Social Researchで修士および博士号を取得。現在は、ダルハウジー大学(ノヴァスコシア州ハリファックス)人文社会科学学部の社会学・社会人類学助教授。コロンビアの首都ボゴタで都市農業についてのプロジェクト研究を開始。大学ではグローバリゼーション、ジェンダー、性差などの問題と絡めてラテンアメリカの食と食文化について講じ、社会人類学のセミナーを運営
里見実[サトミミノル]
1936年生れ。元國學院大学教員(1965‐2007年)。現在は同大学名誉教授。主として教育・学習理論と中南米文化・演劇運動にかんする著作・翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
coolflat