二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ

個数:
  • ポイントキャンペーン

二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月01日 12時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784540121180
  • NDC分類 488.4
  • Cコード C0045

内容説明

日本の自然と、日本人の暮らしが守り、育ててきた奇跡の鳥のラストメッセージ。

目次

第1部 画期的な調査方法(すべてのライチョウを捕獲せよ!;なぜ、ライチョウを捕獲するのか;本格的な調査、はじまる)
第2部 高山環境への見事な適応と進化(いつ、何を食べているのか;ライチョウは一年に三回換羽する!;ついに解明された厳冬期の生活;どれだけ生まれ、どれだけ育つか;ライチョウの死亡原因と寿命;明らかになったライチョウの社会;日本列島での進化と絶滅の歴史;日本最小の集団の謎;分散で維持されている分布周辺の集団;ライチョウに忍び寄るさまざまな危機)
第3部 ライチョウは生き残れるか?(ライチョウの保護活動;野生動物の保護とは?;なぜ日本のライチョウは人を恐れないのか?;奇跡の鳥・ライチョウの未来)

著者等紹介

中村浩志[ナカムラヒロシ]
1947年、長野県坂城町生まれ。1969年、信州大学教育学部卒業。1974年、京都大学大学院修士課程修了。1977年、同博士課程単位取得。1980年、信州大学教育学部助手、1986年同助教授、1992年同教授。2012年3月同大学退職。2012年4月から同大学特任教授・名誉教授。専門は鳥類生態学。理学博士。これまでの主な研究は、カワラヒワの生態研究、カッコウの托卵生態と宿主との相互進化に関する研究、ライチョウの生態と進化に関する研究など。日本鳥学会前会長。ライチョウ会議議長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

87
大変興味深い本でした。 日本にいるライチョウは人を恐れない。それは日本人がライチョウを狩猟の対象にしなかったから。高山には神が宿ると考えられていて、山に登ってもライチョウを傷つける事はしなかった。山岳信仰が日本のライチョウの遺伝子の中に人間を見たら逃げろとは記録させなかった。温暖化の影響で捕食者が高山に上がってくるようになり、ライチョウの数が半減してしまった…2017/12/17

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

34
乗鞍岳を中心に2000年から約12年間のライチョウの研究をまとめたもの。夏の登山ではその姿を見かけるものの、ライチョウの一生については謎の部分も多く、今回の研究でそれが明らかにされた。限られた地域とはいえ生息するすべてのライチョウを捕獲し標識を付けて、個体識別が可能な状態で10年にわたる研究の成果は素晴らしい。真冬の生態についても今回初めて知ることができた。内容は濃いが専門者以外にも読みやすく書かれている点も良い。温暖化とともに生息場所が少なくなっていますが、何とか生き延びてほしい。★★★★2013/12/07

磁石

20
海外にもライチョウはいるも、日本ならではの特性がある、年3回の換羽と人を怖がらない少々産む卵が少ないなど。氷河期にロシアからやってきて、雪解けにあってガラパゴス化して約2万年、ニホンライチョウと呼べる鳥へと変わった。だけど今、その数は減り続け今では2千羽もいない、絶滅危惧種として地方や国のレッドブックに載ってもいる。このまま事態を看過すれば、コウノトリやトキの二の舞になってしまう。……この愛らしさ、守っていきたい。2017/05/21

ヨクト

13
先日御嶽山に登ってきたのだが、そこで遭遇したライチョウに衝撃を受けた。なにもいない高山地帯にトポトポと歩く姿に、そしてなんと1mもの距離まで向こうから近づいてきた、人を恐れない習性に。本書は日本を代表する鳥でありながらまだ明らかにされていない習性を調査した内容。日本以外にもライチョウは多く分布しているが、日本のライチョウは奇異な特徴があるのだ。人を恐れないのもそのひとつの特徴なのだ。2018/06/13

ふぇるけん

11
日本のライチョウについて知るにはこの一冊で十分。何よりも著者の粘り強い研究姿勢に敬服だ。苛酷な高山という環境に生息しているライチョウを5年かけて識別したというだけですごい。日本のライチョウだけは人が近寄っても逃げないらしい。そんなライチョウも数が少しづつ減ってきている。トキやコウノトリのように手遅れになる前にこの美しい鳥たちを守っていければ良いなぁと思う。2015/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7059750
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品