内容説明
「土壌肥沃度」の本質は「根による養分吸収能」。作物による養分の溶解・吸収戦略を解明。
目次
第1章 持続的な農業の母体「土壌の肥沃度」とは―作物生産の増進と安定を決める主要因
第2章 リン酸の吸収―根による難溶性リン酸の溶解と吸収
第3章 有機態窒素の吸収―有機態窒素の本体と直接吸収の仕組み
第4章 作物のカリウム吸収能力―作物による鉱物からの溶解と吸収
第5章 アルミニウムと腐植の蓄積―イネ科植物の働き
第6章 カドミウムの吸収―重金属汚染土壌の作物栽培による修復
終章 要約とまとめ
著者等紹介
阿江教治[アエノリハル]
1946年生まれ。1975年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。1975年農林省草地試験場、1975年農林水産省中国農業試験場、1978年半乾燥熱帯作物研究所(ICRISAT、在インド)、1985年農林水産省農業環境技術研究所を経て、1990年神戸大学大学院農学研究科教授(土壌学担当)、2004年定年退職。現在、酪農学園大学大学院酪農学研究科特任教授、(株)ヤンマー、営農技術アドバイザー
松本真悟[マツモトシンゴ]
1964年生まれ。1990年島根大学大学院農学研究科修士課程修了。1990年三菱農機株式会社技術研究部、1993年島根県農業試験場、2000年博士(農学、東京大学)、2002年島根大学生物資源科学部助教授を経て、2007年島根大学生物資源科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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