内容説明
日本は海にかこまれた島国だ。この島にくらしはじめた大むかしの人びとも、この海の豊かな幸を利用してくらしてきたよ。縄文時代よりも古い遺跡から貝や魚の骨がでてくるんだ。この遺跡をさらにくわしく調べてみると、魚介類をそのまま食べただけでなく、干すなどして加工保存していたらしいこともわかってきたよ。いろいろな干ものや、いかの塩辛、佃煮、こうじ漬けなどなどむかしからつくられてきた魚介類の保存食をつくって、日本のおいしい味を再発見しよう。
目次
日本では大むかしから干し魚を食べてきた
塩干品は重要な交易品
干ものいろいろ、魚介の保存食いろいろ
魚がいたむって、どういうこと?
新鮮な魚は、どうみわける?
干ものをつくろう1 魚の開き方
干ものをつくろう2 塩ふりと干し方
いかの生干し、いわしの丸干し、みりん干し
なまり節、荒節をつくってみよう
いかの塩辛をつくろう
しめさばをつくろう
にしんや鮭のこうじ漬けをつくろう
でんぶ、佃煮、角煮をつくろう
かまぼこ、さつまあげをつくろう
アンチョビやかきのオイル漬けをつくってみよう
著者等紹介
こしみずまさみ[コシミズマサミ]
小清水正美。1949年神奈川県生まれ。明治大学農学部農芸化学科卒業。1971年4月に神奈川県職員となり、神奈川県農業総合研究所経営研究部流通技術科で農産物の流通技術・利用加工に関する試験研究を担当。1999年から農業振興課農業専門技術担当(専門項目:農産物利用および食品加工)、2005年から神奈川県農業総合研究所経営情報研究部、2007年からは野菜作物研究部を兼務。2009年3月神奈川県を退職
かわかみかずお[カワカミカズオ]
川上和生。1959年北海道生まれ。北海道デザイナー学院卒業。デザイン会社勤務を経て独立。個展、グループ展多数。おもな仕事は、雑誌、企業PR誌、本の装丁、広告など。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。