目次
第1章 生活改善事業と新生活運動(生活改善諸活動について;農山漁村における「生活改善」とは何だったのか―戦後初期に開始された農林省生活改善活動 ほか)
第2章 生活改良普及員の地域活動(埼玉県の女性が語る生活改善普及事業;農家の妻への思い、妻たちの思い―神奈川県における初期二〇年間の生活改善活動より ほか)
第3章 地域における食住生活の変容(秩父地域の住まいは第二次大戦後どのように変わったのか―生活改善普及事業とのかかわりから;共同炊事と食生活の変化に関する検討―群馬県における生活改善普及事業を事例として ほか)
第4章 生活改善、新生活運動から地域づくりへ(昭和二十年代の村づくり運動と生活改善―山梨県東八代郡富士見村(現笛吹市)の試み
千種町いずみ会の地域的展開と「生活改善」の受容 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
9
戦後のようだが、今も、3・11後で被災者の生活改善は必要だし、格差の犠牲者の生活改善も必要なことは言うまでもない。程度と優先順位の問題。「生活」がキーワードとなっていた時代があったのだ。今も、生活者とか、もっと暮らし起点に経済が回って行ったのなら、TPPだの消費増税だの物価高だの・・・庶民が苦しい生活を回避するための政策、制度、法律だったのではないだろうか? 生活改善とは、所得上昇、生活の質の改善、安全安心な暮らしなど。4Hクラブは、アメリカだったかと思うが、心、頭、健康、手(225頁)。塩尻洗馬の事例。2013/10/22