内容説明
飯山市全域で支えあい、助け合い活動をすすめる「見守りとうど(田人)衆」が、次世代に伝えるメッセージとして、地域のじじ・ばばから聞き取りを行なった「言い伝え」や「ことわざ」「格言」の数々を収録。自然を読み、風土を生かして築き上げてきた自給自足時代の暮らしの知恵や技、また神仏を敬い、家族や地域の中での人のつながりを大切にして生きてきた飯山の衆の心得や行動規範を振り返り、未来に伝える。
目次
序章 ことわざの生まれたところ―飯山の風土と歴史
1章 食文化―飯山に受け継がれてきた食べごとの世界
2章 子育て・しつけ・付き合い―地域で育て、助け合って暮らす
3章 まとい・住まい―暮らしをつくる
4章 信仰・行事・儀礼―神仏とともに生きる
5章 自然・季節・気候―自然を読み取る
6章 生業―自然を生かす
資料―雪国の生活の知恵
あとがき 聞き取りから見えてきたもの―地域の絆を深めるために