内容説明
現実味を増してきた世界食料危機と食料安全保障問題を解決し、日本農業を再建するには、貿易における強者の論理を排し諸国民の食料主権確立運動と連帯し、アメリカの食料の傘=日米同盟からの脱却とTPP不参加を貫く必要があることを多角的に論証。
目次
序章 溶解するWTO体制と台頭するオルタナティブ
第1章 WTO体制下の世界農業と途上国
第2章 世界の穀物需給動向と遺伝子組換え作物の新展開
第3章 カナダの農産物マーケティング・ボードと供給管理―酪農を中心に
第4章 食料危機・食料主権と「ビア・カンペシーナ」
第5章 国連「食料への権利」論と国際人権レジームの可能性
第6章 日本農業と消費生活協同組合―生活クラブの「生産する消費者」運動
第7章 食料主権のグランドデザインと期待される農政
終章 TPPと農業・食料主権は両立しない
著者等紹介
村田武[ムラタタケシ]
1942年福岡県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。博士(経済学)。愛媛大学社会連携推進機構教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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