内容説明
太陽、寒さ、雪、土やわらなどの自然力、さらには冷凍・冷蔵庫活用。加工・保存・貯蔵の農家の知恵。
目次
カラーページ(雪を利用して野菜を貯蔵―『聞き書広島の食事』より;野菜を乾燥して保存 ほか)
1 野菜、くだものを乾燥して保存(干し野菜をつくろう―天日で乾かすと美味しくなる;昔ながらの保存食美味しい干しなす料理 ほか)
2 寒ざらし―冬につくる保存食(インカの保存食・チューニョをつくろう;日本の「チューニョ」―『聞き書北海道の食事』ほか ほか)
3 冷凍、冷蔵保存のこつ(野菜、くだものの美味しさをそのままに―冷凍保存のこつ;私の冷凍保存術あれこれ ほか)
4 雪室・土室―風土を活かした貯蔵法(雪室りんご―天然の冷蔵庫で春まで貯蔵;雪室でじゃがいもを貯蔵―甘くなって、電気代もかからない ほか)
5 加工して保存(モロヘイヤ、アマランサス、しそ、おかのり―粉にして保存;たけのこ、わらび、ぜんまい、うど、さくらの葉―保存のテクニックと、とっておきの料理 ほか)
6 保存、貯蔵の原理(野菜の鮮度保持の原理;果樹貯蔵の基礎 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みか
6
収穫期には消費出来きれない程の量がなるので、なんとか保存食に出来ないかと調査。とりあえずキュウリとなすとトマト。そして柿。基本、出荷していない大農家でもない限り、保存するよりスーパーで買った方が利便性は高い。そもそもしみ豆腐を作るために豆腐を作ったりはしないし。ただ、いろいろな工夫があるのだなと感心する。流通の不便な時代の努力の結晶ですね。P.46の巻柿は近いうちに試してみようかな。2014/12/09
Pontmercy
3
思った以上に本格的で驚いた。一つの地方の農家さんが書いたものではなく、全国津々浦々たくさんの農家さんの、その地方の気候に合った方法が盛りだくさんでとても楽しく読めた。2016/12/04
Hiroyuki Nakajima
2
ほしきゆ、生姜粉末、アピオス、山クラゲ、ハーブまくら やって見ます!2016/01/24
ナオクーラ
2
かなり本格的な保存・貯蔵方法だった。大量に干して乾燥させてから冷凍…など参考にはなったものの、現実的にワンルームマンションではちと厳しい。一戸建ての広い家なら出来そう。2012/08/21
タケチャン
1
図書館で借りた本。まだ、農産物加工までは手が出ない。やはり専業農家にならないと時間がないな~。2014/06/13