内容説明
この星にいのちが生まれたそのときから、たえまなくつづいてきた「いのちのつながり」たべること、そしてたべられること。
著者等紹介
山福朱実[ヤマフクアケミ]
1963年、北九州市生まれ。イラストレーション等の仕事をへて、2004年より木版画を制作。装画、挿絵の仕事のほか、絵本など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pino
118
宇宙…。命の源である海から物語ははじまる。小さな魚や大きなクジラ。ぐるうんぐるんといただきます!場面は陸へ。食べること食べられることで、命が脈々と続き、大地では多くの恵みが育まれてきたことが迫力をもって伝わる。見開きには太陽を仰ぐ人間もいる…。そして次の次のページに彫られた人間の姿に、私は釘付けになった。是非、ご覧になって込められたメッセージを感じて頂きたい。山福さんは「食物連鎖を離れたニンゲンについて」の思いを別紙で語っている。人間も死んだら何らかの形で次の命に繋がりたいという山福さんの願いに共感した。2018/06/02
そら
22
版画が素晴らしいです。個々の生き物が日々、生き物を食べる。いつかは食べられる。人間だけは組み込まれていないよな~。人間も他の生物の栄養になれればいいのに、、それはこわい?(^^;。2018/10/30
ぱお
16
大好きな版画の絵本。話の内容より、絵を楽しみました。2015/06/19
mntmt
15
食べ物賛歌。版画が迫力ある。2015/10/30
anne@灯れ松明の火
10
読メで知った作品。山福さんの版画って、ダイナミックで、ぐいぐい来る~! ぐるうんぐるんという音もインパクトがあって、スゴイわ~。生きることは食べること、他者の命をいただくこと。感謝の気持ちを忘れないようにしなくちゃね。2011/07/31