出版社内容情報
野生動物による作物被害が増えるのは、人が意図せずしてエサを与え、人馴れ学習も進めるから。そのような餌付けを止めれば、囲いや追い払いなどの効果も高まる。集落みんなで勉強し、田畑を守っていくための実践書。
目次
第1部 理論編(まずは頭を柔らかく;何で集落にくる動物が増えるのか?;農地には怒られないエサがいっぱい;知らず知らず真冬のエサを増やしている;なぜ、人慣れが進むのか?)
第2部 実践編(もう対策は見えてきたでしょ;対策事業の落とし穴)
著者等紹介
井上雅央[イノウエマサテル]
昭和24年4月14日奈良県生まれ。愛媛大学大学院農学研究科修士課程修了。京都大学博士(農学)。奈良県吉野農業改良普及所、農業試験場、果樹振興センター、高原農業振興センター勤務を経て、現在、(独)農研機構近畿中国四国農業研究センター鳥獣害研究チーム長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テツオ
1
どんな柵より心理柵。気づかずに餌付けをしていたんですね。2014/09/14
妄想姉妹
0
田畑には怒られない餌がいっぱいで、知らないうちに餌付けしていたなんて・・・。獣害という概念の根本を覆された。2009/09/04
小林だいすけ
0
畑に柵立てるだけじゃダメで、畑の周りや集落の中に、猿や鹿や猪の食べられるものを用意しないことが大切。 下手に草刈りをして、冬場に柔らかい青葉を繁らせるのもダメ。 なるほどー、と唸りました。 勉強すると実践したくなりますね。 勉強は楽しい!2018/08/21
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