内容説明
こんな道づくりがあった―コストは従来の半分以下。雨に強く長もち。維持管理もラク。山を壊さず、景観も損なわない。現地素材を活用する近自然工法。グリーンツーリズムや森林療法など、山づくりのアイデアが様々生かせる。現場から発想、だれでもできる。…荒れた山を宝の山に!山村活性化の切り札。
目次
第1章 山に道をつくる―「四万十式作業道」の魅力(木と森の文化を復活させる道;農家も利用できる道づくり ほか)
第2章 新しい作業道づくり―「四万十式作業道」とは(従来の林道とこれからの林道;垂直切土のメリット ほか)
第3章 新しい山の道のつくり方 計画篇(最適ルートを見つける―集材・運材から導かれる道の条件;最適ルートを見つける―地形・地質条件を見わけるポイント ほか)
第4章 新しい山の道のつくり方 作業手順篇(計画と準備;表土ブロック積み工法の手順―伐採からバックホー作業まで ほか)
第5章 各地で進む四万十式作業道 事例紹介(宮崎県木城町/台風常襲のゴロタ山でも崩れない道;岡山県新見市・用郷山国有林/黒ボク土の出る山で ほか)
著者等紹介
田邊由喜男[タナベユキオ]
1957年高知県生まれ。旧大正町役場在任時代に道づくりを始める。全国の林道づくりを訪ね歩き、その利点を吸収、独自に改良・発展させ「四万十式」と呼ばれる崩れない低コスト作業道づくりを確立。日本の気候風土・山林条件に合致した林業再生の切り札として、多方面から注目を集めている。現在、高知県四万十町林業政策監・林業振興室長
大内正伸[オオウチマサノブ]
1959年茨城県生まれ。日本大学工学部土木工学科卒。イラストレーター・ライターとして自然科学・アウトドア関係、イラストルポ・絵地図等に多くの作品を発表。現在、群馬県藤岡市で「神流アトリエ」を主宰し、自然に寄り添う創作活動と新たな山暮らしを発信する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- はじめての魚類学