内容説明
箸は、毎日の生活のなかで、欠かせない道具だ。日本人は、かならずといっていいほど、毎日の食事のなかで箸を使っているね。あんまり、身近な道具だから、箸についての文化をじっくり考えたことがないと思うけれど、箸を使うことには、とても深い意味もあるんだ。自分で使う箸を自分でつくって、箸について、いろいろ考えてみよう。
目次
手で食べる、箸で食べる、フォークで食べる
箸をあやつるアジアの食文化圏
箸は、食を通して神と人間をつなぐ
塗り箸、割り箸、江戸の箸文化
アジアの箸、日本の箸
自分の箸をもとう!手の大きさと箸の長さ
箸をつくるための材料と道具
箸をつくる手順をおぼえる
さぁ、いよいよ、箸づくりにチャレンジだ!
あるていど削れたら、あとは紙ヤスリで削る
まずは、シンプルに蜜蝋だけで仕上げよう!
自然な形を生かした、取り箸をつくってみよう
自分だけの好きなもようや形の箸をつくろう!
正しい箸の持ち方、嫌い箸
マイ箸で日本食をおいしく食べる
著者等紹介
土橋とし子[ツチハシトシコ]
1960年和歌山県生まれ。浪速短期大学デザイン美術科卒業。デザイン事務所でアシスタントとして働いたのち、フリーのイラストレーターとして仕事を始める。TIS会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつばちい
6
6年ブックトークの候補として。2018/04/24
ネジとサビ
5
箸について事細かく書かれた良書。 こんなご時世なので、子どもたちとマイ箸をケヤキの端材で作ってみた。 今まで箸なんて全然大事にしていなかったのに、苦労して彫った自分の箸は愛おしいらしく、蜜蝋仕上げにして、食べた後はすぐに洗って乾燥。時々蜜蝋を塗り込んで磨く…を繰り返している。 作る間も歌を歌ったり、お喋りしたりと、幸せなひとときを過ごせた。 時間がある今こそお薦めしたい本。2020/04/21
棚の中
0
「くらしのなかの和と洋」に使えるかも・・・と思って読んでみた。箸を使う国は沢山あると思っていたけれど、箸だけを使う国は日本のみ、とかかれていて、びっくり。このシリーズも、「そだててあそうぼう」も大変勉強になります。2011/10/08
しまめじ
0
農文協のシリーズ。表紙画像早く出してくれないかな~!このシリーズ、さりげなくいろいろなものを作ろう!って書いてあって驚きます。この本お箸の本なので、いきなり「箸作ろう!」ですよ。かなりしっかり書いてあって実際にすぐ作れそうです。凄いな!子供向けとは思えないクオリティです。2008/06/26
のん@絵本童話専門
0
農文協の科学絵本は情報豊富で丁寧で分かりやすい実用的なシリーズという印象です。幼稚園で竹からマイ箸を作ってきたので、読んでみました。もちろん「つくってあそぼう」シリーズなので、箸の作り方について多く割かれていますが、世界の箸文化、箸の歴史、箸のマナーについても細かく説明がされており(特に割りばしについてが面白い!)、予想以上の情報量の多さに驚きです…!2022/09/16