内容説明
中国料理は世界三大料理のひとつといわれ、美味しいことで有名です。その中国の人たちは普段、どんなごはんを食べているのでしょうか。中国の東北部、リヤオトン半島先端の大連市に住む、ある一家の様子を覗いてみましょう。
目次
おなかにやさしい朝ごはん
昼ごはんは、主食とおかずの組み合わせです
晩ごはんは、主食とおかずとスープです
台所の様子を覗いてみると
一週間の食事です
休日はみんなで餃子づくりです
加熱した食事が基本です
体質と食べものの性質を組み合わせます
味や色も健康とつながっています
美味しく食べるのが、なにより大切です
心からお客さんを歓迎し、ご馳走します
季節によって特別な食事があります
地方によって食事が違います
中国のごはんをつくってみましょう
もう少し中国のごはんの話
著者等紹介
銀城康子[ギンジョウヤスコ]
1956年、青森県生まれ。管理栄養士。2年半フランスに滞在し、フランス在住日本人の食生活調査、各地の日常食調査を行なう。帰国後、病院勤務を経て、現在、短期大学非常勤講師
神谷京[カミヤキョウ]
東京都生まれ。イラストレーター。童画芸術協会運営委員。主として教材、雑誌、絵本等の挿絵を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
59
北部は小麦主流。油条は結構脂っこいがお粥に合う。ビールは観光客用のみ冷たい気がしたw漢方の考え方により食材を選ぶのはさすが!冷たい飲み物を飲まないのに、夏はみんな冰淇淋(ビンチーリン)アイスクリーム食べまくってましたよ!勿論私も✨✨✨安くておいしいです(#^.^#)2023/07/25
猫
12
図書館本。いろんな国の家庭のごはんを見てみよう、なシリーズの中国編。目上を敬い男性が偉い印象だったので、食事の用意は家族みんなでする、というのが少し意外だった。ご飯に合いそうなメニューが多くて、素直に美味しそう。医食同源の考え方について、簡単な解説もあった。とにかく楽しく美味しく食べるのが唯一のルール、といった感じで、マナーがすごく緩かった。2017/10/16
itokake
11
【読書で世界一周】中国の食文化を紹介する絵本。知らないことが多くて楽しかった。絵本では北京のある家族のごはんを紹介する。北京の主食は小麦で、この家族が1週間に食べるごはんとして、朝食にはかかさず揚げパンが登場する。油条(ヨウティヤオ)という甘くない揚げパン。見た目は太いチュロスをちょっとひねった感じ。冷えた食べ物は体に良くないと考えるので、お弁当は作らない。ビールも冷やさない。餃子は主食とおかずが一体になった料理なので、餃子のみを食べる。一人約30個!餃子だけでお腹がいっぱいになってみたい。2025/02/20
遠い日
9
「絵本世界の食事」シリーズ8。中華料理は、もう日本人には欠かすことのできないもの。家庭で、お店で、なじみの料理が誰にでもあると思います。2020/02/10
midorino
6
世界の食事シリーズは読んでいて楽しいし、新しい発見があって面白い。中国の食文化で面白かったのは、食事は楽しむものなので、食事中は子供を叱らないということ。医食同源の考え方も興味深い。ちょうど読んでいたケン・リュウの短編にも自分の性質にあった食べ物を食べるというようなストーリーがあったので、ふむふむと思いながら読んだ。2017/12/24