出版社内容情報
自然農法の創始者岡田茂吉の思想・哲学・自然観を平易に解説しながら、その地域に広く漂う自然観に沿った価値観が、よりよい社会システムを構築していく基礎となることを訴える。
目次
1章 自然のとらえ方(自然農法の創始者岡田茂吉;大自然には意志があり偉大な能力が備わっている;自然は生きている;自然の意志は真善美の方向を向いている)
2章 自然への人間の関わり方(人間の存在;自然への人間の関わり方;自然観察)
3章 自然農法の考え方と技術の方向性(自然農法について;大自然の法則を手本とする;自然の機能・能力を引き出す技術)
4章 新しい生き方の提案(効率至上主義から自然順応型の暮らしへ;自然を正しくとらえ、新しい生き方、暮らし方へ;自然は愛そのもの、思いやりの心を育てる;自然は健康そのもの、健康第一の生活;自然は美しい、生活の芸術化)
5章 農をベースとした循環型地域社会づくり(自然循環型地域社会づくりへの取組み;個人の営みが家族の営みに;「農」をベースとした社会;池消地産について;食育について;生活のなかで循環が実感できる社会)
著者等紹介
天野紀宜[アマノキヨシ]
1940年、東京生まれ。1962年、岡田茂吉の提唱した自然農法と出合い、茨城県鹿島町を中心に茨城県、千葉県で自然農法の普及を始める。戦後の早い時期から自然農法に取り組む多くの先達から、高い志を学び、その学びを圃場に再現するだけではなく、生き方や暮らし方、社会の仕組みへと広げていくことを願って自然農法の普及に取り組んできた。1994年、(財)自然農法国際研究開発センター関東地区普及所長。2003年、(財)自然農法国際研究開発センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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