内容説明
フランスの家庭で食べられている日常的な食事を、管理栄養士の視点からわかりやすく解説しています。食事にまつわる習慣や、日本では見られないような料理道具などから、文化や自然背景などがわかります。代表的な料理のレシピを紹介しており、実際につくることができます。
目次
朝早くから開いているパン屋さん
朝ごはんは簡単です
お昼ごはんと晩ごはんは、一皿ずつ食べていきます
台所の様子を覗いてみると
一週間のお昼と夜の料理です
マナーには厳しいのです
楽しいピクニックのおべんとうは?
日曜日はおばあさんの家に集まりました
市場へ行きましょう
よくホームパーティーを開きます
フランスの“もったいない”
季節ごとの食事の変化も楽しみです
地方ごとに、ささまざまな料理があります
フランスのごはんをつくってみましょう
もう少しフランスのごはんの話
著者等紹介
銀城康子[ギンジョウヤスコ]
1956年、青森県生まれ。管理栄養士。2年半フランスに滞在し、フランス在住日本人の食生活調査、各地の日常食調査を行なう。帰国後、病院勤務を経て、現在、短期大学非常勤講師
フェノ,マルタン[フェノ,マルタン][Faynot,Martin]
1974年生まれ。フランストゥールーズ出身。イラストレーター。広告イラスト、アニメーション、キャラクターデザインなどを幅広く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
304
フランスのごはんといえば、真っ先に思い浮かぶのは何といってもバゲットだ。カフェ・オーレと焼きたての(といっても家で焼くのではなく、早朝にお気に入りのboulangerieで買う)バゲット(時にはクロワッサン)これぞパリの朝ごはん。もちろんバゲットは朝だけではなく、お昼にも晩にもしばしば登場する。次いではチーズだろう。種類も製法も実にさまざま。カルフール(スーパーチェーン)にだって、結構たくさんの品ぞろえ。ビニールパックされているものよりも、対面で売られているものを選びたい。2023/08/19
KAZOO
138
フランスでの食事に関する様々な情報の本です。子供の学習書のような感じで楽しんで読めます。とくに特に月曜から日曜までの昼食と晩御飯が参考になります。自分でも作ってみたくなる気がします。デザートのイチゴのクレープの作り方は参考になりました。2017/01/24
ぶんこ
41
絵本の形をとっていますが、内容豊富で、しかも分かり易かったです。朝はパンと飲み物だけ、お昼と夜にはスープか前菜、主菜、チーズかデザートで、それぞれいっぺんにではなく、一品ずつ出てきて、食べ終わると次という形で出てくる。これは給食のビュッフェでも同じで、いっぺんにお皿にのせても、一品ずつ食べるそうです。1週間の昼、夜のメニューもイラストで載っていて面白い。ピクニックやクリスマス、大晦日、週末での食事風景も多彩で、食べることを大事にして楽しんでいます。これは他の国のも読んでみたくなりました。2022/04/22
かさお
32
🇫🇷今日はフランスパンの日。1128で、いいフランスパン🥖の語呂合わせ。よく考えたな〜。11月は語呂合わせしやすい月なんだ。フランスの朝、焼きたてパンをお父さんが買いに行き、家族みんなで切り分けて好きなものを塗り、好きな飲み物を頂く。お昼、子供は給食でも良いけど、自宅に戻って食べる事が多い。夜ごはん、スープ、前菜、メイン、デザート、と一皿ずつコース料理のように頂く。週末親戚や友人達と食事するときは、12時ごろからチビチビと始め、おやつ、お酒、おつまみなど含めてて5.6時間かけて楽しむらしい。私には無理だ。2023/11/28
ふじ
25
息子の調べ学習がフランスだったので。しかし、タブレットで調べたとのことで手に取らず。案の定、こっちの方が息子の調査結果より情報量は格段に多いので、このやろー!と思いつつ読了。前にタサン志麻さんの特集でも見たけど、「食事はコミュニケーションの場」というのが印象的。普段のお昼はみな家に帰り家族ととる。週末は祖父母の家で親族で。夜は大人は友人とパーティしながら。食事の価値は国によって様々。これだとコロナの影響はしんどいだろうな…なんて。2022/03/02