内容説明
早春が旬の山菜ウドを、山菜らしさを残して栽培するヤマウド。生理生態、品種、栽培技術、経営、病害虫防除から調理や加工・販売までを網羅。伏込みせず簡単に取り組める露地栽培、パイプハウス内に伏込み厳寒期に加温して栽培する促成栽培、加温しない半促成栽培の3つの作型ごとに、栽培方法を丹念に解説。初心者にもわかりやすい。無病で充実した根株を確保することが安定栽培の要。土づくり、土壌病害対策、植え方や摘心など株養成の実際、さらに株分け、挿し木、実生による株増殖法も詳しく紹介。シャキシャキっとした食感と独特の香りを生かした調理法から、市場出荷と直売での販売のポイント、加工の事例も紹介。
目次
第1章 ヤマウド栽培の魅力と将来性
第2章 生育の特徴と品種
第3章 ヤマウドの作型と経営
第4章 種株の入手・増殖・養成
第5章 作型別ヤマウド栽培の実際
第6章 病害虫防除
第7章 販売・加工の実際
著者等紹介
小泉丈晴[コイズミタケハル]
1962年(昭和37年)群馬県吾妻郡吾妻町生まれ。1986年(昭和61年)日本大学農獣医学部農学科を卒業し、群馬県職員となる。群馬県中之条農業改良普及所、群馬県農業総合試験場高冷地分場を経て、群馬県農業技術センター中山間地園芸研究センター副主任研究員。ヤマウド、フキの品種育成やアスパラガスの栽培に関する研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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