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出版社内容情報
多彩な汁・鍋物・キムチなどを身体全体で食べる韓国人。薬食同源思想に基づく韓国の食の現在。
内容説明
焼肉、キムチ、ピビムパプ、そして味の決めてのトウガラシ。身体全体を使って食べる韓国の人たちの、毎日の食へのこだわりを、アンケートや聞き書きを交えて浮き彫りにする。
目次
はじめに―力いっぱい食べる韓国人
第1章 韓国料理の特色
第2章 食の歴史
第3章 現代の食
第4章 儀礼食と嗜好品
第5章 外食文化
第6章 食の情報・知識
おわりに 食の世界化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Christena
7
お隣の国の人々は何を食べているのか。家庭(若者単身、若い夫婦と子供、2世帯同居、老人世帯など)で食べられている食事の内容を調査して、1週間の献立を詳細に記載した部分が興味深かった。しかし、高齢者世帯ではイメージ通り、キムチやナムルがたくさん並ぶ食卓だが、若者はあまり伝統的な食事はしていない様子。日本も同じだけれど。2014/09/06
Ryoichi Ito
6
韓国人は親しい人似合うと,「ご飯,食べた?」と挨拶する。「アンニョンハシムニカ」ではない。「私には,これは韓国人の食べることへの関心の高さのように思えてしかたない」「日本人は目で食べるというが,韓国人は身体全体を使って食べる」「ご飯と具とを,身体を使ってご飯と具とが渾然一体になるまで徹底的に混ぜ込む」著者は国立民学博物館教授。2023/12/10
茶坊主
3
相変わらず、食文化シリーズ 知ってるようで、知らないお隣、韓国の食文化。 日本と韓国の比較は興味深かった。 辛味がツンと来て、さっと消えるワサビを好む日本人、 じわじわ後を引く辛さの唐辛子を好む韓国人。 かたや会食での取り箸など、接触を避け、 かたや汁ものさえ一緒に食べる。 「目で食べる」和食と、混ぜたり、切ったりにぎやかにリズミカルに「耳で食べる」と言われる韓国食。 インスタントラーメンが浸透しすぎて、日本風の「ラーメン屋」は少ない、儀式に酒がつきものの儒教の影響で茶は発展しなかった・・へぇ~~ 2019/11/16
かえ
0
図書館2015/05/10
denken
0
ことわざ紹介の箇所はあまりに羅列に過ぎる。文献紹介は豊富だがそもそも興味を抱かせることに成功していない。そういった弱点が目に付くが,面白い記述も多々ある。とくに韓国人の食に対する姿勢は実に迫力をもって伝えられた。2009/07/02
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