内容説明
日本の有機農業政策のあり方を法制度の側面を踏まえて検討し、その基本的な枠組みを考察。その際、消費者側をどのように政策対象に含めるか併せて検討。
目次
本書の課題と構成
第1部 有機農業とパートナーシップ(今日の食料・農業・環境問題とパートナーシップ;提携型有機農業の成果と今後の課題)
第2部 有機農産物の表示の適正化(表示問題の経緯;有機農産物の基準・認証制度の内容とその問題点;有機農業へのJAS法適用の問題性;情報の非対称性をどう改善するか)
第3部 有機農業の法と政策(有機農業をめぐる法と政策の沿革;食の安全をめぐる動きと有機農業;総合的な政策の必要性)
まとめと展望
著者等紹介
本城昇[ホンジョウノボル]
1947年京都市生まれ。1969年京都大学農学部農林経済学科卒業。同年公正取引委員会事務局入局後、諸ポストを経る。1996年埼玉大学経済学部教授(経済法担当)、現在に至る。博士(農学)、日本有機農業学会副会長
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