出版社内容情報
続発する食品被害事件を歴史的・構造的に分析し、行政・企業・生協・農協・学校・個人などがとるべき対策を詳述。食品衛生行政のお寒い実態を告発し、その抜本的改善策を提言。疑わしい食材とのつきあい方なども満載
内容説明
続発する食品被害事件や不祥事。その歴史と現状、背景を人類史的視野から解析し、企業、行政、学校、個人などがとるべき対策を詳説。
目次
第1部 二〇世紀の食品被害を考える―食中毒被害から食品汚染、容疑食材の登場まで(進歩に追いつかない進化―食品被害の仕組みから問題の本質を考える;典型的な食品被害事件を再点検―浮かび上がる教訓は何か ほか)
第2部 食品の安全管理はどう行なわれているか―食品衛生行政と食品衛生法を点検する(食品規制はどんな考え方に基づいて行なわれているか;日本型ハサップの構築を ほか)
第3部 食の安全を確立するために―企業、行政、学校、研究者、消費者がなすべきことは(基本的な考え方;食品被害の認知と危機管理 ほか)
著者等紹介
藤原邦達[フジハラクニサト]
長崎県福江市生まれ。大阪大学工学部卒。京都大学医学部衛生学教室助手をへて、京都市衛生研究所主幹。この間、大阪大学工学部衛生工学講師、立命館大学法学部講師を兼務。定年後、阪大、山形大、京都光華学園短大講師、日生協学者懇談会幹事、生協総合研究所評議員、コープこうべ技術顧問、ならコープ、大分県民生協、おおさかパルコープ技術顧問、合成洗剤研究会会長などを歴任。現在、安全食生活集談フォーラムを主宰。医学博士。専門は環境、食品衛生学
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