出版社内容情報
江渡狄嶺は地域論、農村農民論、農業経営、教育論、場論、宗教論など、農を介した人間形成、地域形成を展開した農民思想家。本書は特異な狄嶺の思想と実践を多元的・多角的に検討し総括した体系的な共同研究の成果。
目次
第1部 農(江渡狄嶺の地域論―「場」からみた地域とその政策原理をめぐって;江渡狄嶺にとっての農村・農民問題;三蔦苑の農業経営;牛欄寮の教育―狄嶺と教育)
第2部 行と場(江渡狄嶺と行―天啓から地涌へ;場と場所―江渡狄嶺と西田幾多郎;無宗教の宗教―キリスト教と禅の接点を生きる;江渡狄嶺の「場」論と歴史的世界)
著者等紹介
斎藤知正[サイトウトモマサ]
1918年、茨城県生まれ。高崎経済大学名誉教授
中島常雄[ナカジマツネオ]
1928年、新潟県生まれ。東京農業大学名誉教授
木村博[キムラヒロシ]
1955年、青森県生まれ。長崎総合科学大学人間環境学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。