出版社内容情報
山の畑のサル被害は、集落が効率のよい餌場になってしまったことが原因。ふだんの農作業、畑の管理から「餌づけ」となる契機を一つでも減らしていくことが対策になる。簡易柵の設置など誰にもできる山の畑の守り方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じん★ひで
2
今は食害がないからと言ってサルが食べないとは限らない。エサの味は慣れながら覚えていく。他所と違って特別なサルなどおらず、結局は人間の接し方や集落の環境でどっちへも転ぶ。ストローで吸い出す(駆除)だけでなく、それ以上に蛇口を締める(増えてしまう要因を減らす)工夫を。専門家に任せて大掛かりにではなく、集落丸ごと強くなる方向へ。集団の中の妬みと遠慮をやめ、サルについてみんなで学び、それぞれが出来ることを結集する。結局はコミュニティーの力の回復・強化が必要不可欠。2015/02/01
ottohseijin
1
「シカ」に続いて「サル」も読んだ。やっぱり面白い。『シカ』ほどは生態の解説が詳しくないけど、事故防止・被害防止対策の実践として、非常に参考になる。2010/08/11