出版社内容情報
長年の実践に支えられた技術と哲学を集大成した自然卵養鶏のバイブル。赤玉卵や特殊卵などまがい物とのとのちがい、消毒、有精卵か無精卵か、卵価の設定、発酵飼料や緑餌の意味など現代の課題や疑問にも応える。
内容説明
かつては「石油と輸入穀物」は、企業養鶏の躍進を可能ならしめた最大の功労者であったのだが、今やそれは両刃の剣と化した。企業養鶏はかつての功労者それ自身によって、その前途を塞がれようとしているのである。このとき自然循環型農業の一環として小羽数平飼い自給養鶏を採り入れるならば、いかなる事態に直面しようとも、大自然の続く限りそれは悠久の自立が可能である。本書はその「小羽数農家平飼い養鶏」について概要を説明したものである。
目次
1 農家養鶏のすすめ―小羽数平飼い養鶏
2 農家養鶏の基本―企業養鶏とのちがい
3 有機栽培と農業人口論
4 鶏の食性とエサ
5 平飼い用の鶏種と卵質のよしあし
6 鶏の育成法
7 「自然卵」の上手な産ませ方
8 廃鶏の淘汰
9 平飼い鶏舎のつくり方
10 自家用養鶏を始めよう
増補(自然卵養鶏法の再確認;飼料と給与方法をめぐって;育すう、飼い方、病気、消毒;販売、経営など)
著者等紹介
中島正[ナカシマタダシ]
大正9年岐阜県生まれ。陸軍工科学校卒業。戦後郷里にて農業に従事。昭和29年菅田種鶏組合結成。昭和48年種鶏より採卵養鶏へ転換。現在菅田養鶏組合長
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感想・レビュー
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まこと
3
卵を自分で育てたいなと思い読んでみた。 鶏を育てることで、鶏ふんを畑の肥料にすることができ、畑で取れた野菜の残渣を更に鶏にあげることで、それが餌になるということが理解できた。 著者が石油に頼りきった今の私達の生活が、たち行かなくなることを強く危惧しているのが印象的であった。自給能力を失い、他人が作った作物を買わないと生きていけないということは、とても生きづらいことなのかもしれないとあらためて感じた。2022/01/02
oyagonnta
0
市島 勉強になった。 再度読み込む2023/06/12
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