出版社内容情報
"二つの農業-食べるための農業と売るための農業-の起源、生成、展開を総覧し、21世紀の世界がそれぞれに個性的な着地的文化を土台にして""文明の衝突""を回避する道を提示。一冊で学べる世界の農業の成立から現代迄"
内容説明
二つの農業―食べるための農業と売るための農業―の起源、生成、展開を総覧し、21世紀の世界が依拠すべき基本構図を明らかにする。
目次
第1章 農業の誕生―世界の生態と四つの農業起源地(世界の生態区分;四つの農業起源地)
第2章 環境に適応した自給的な地域農業(ユーラシア大陸の地域農業;アフリカの農・牧業 ほか)
第3章 売るための農業(カリブ海の砂糖キビプランテーション;工業路線をとったイギリス ほか)
第4章 多文明共存の時代へ向けて―農業をどう考えるか(農業の歴史;日本と農業 ほか)
著者等紹介
高谷好一[タカヤヨシカズ]
滋賀県立大学人間文化学部教授。理学博士。1934(昭和9)年、滋賀県生まれ。58年、京都大学理学部地質学鉱物学科卒、63年、理学博士。67年、京大東南アジア研究センター助手~教授を経て、95年より現職。日本熱帯農学会、東南アジア史学会、東南アジア考古学会各会員
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