出版社内容情報
スポーツ環境ではハラスメントがうまれやすい。近年ではメディアを通じて被害を告発する流れもあり、より迅速かつ慎重な対応が求められる。
本書では、スポーツ指導の現場におけるハラスメントの実態や構造的な問題を紐解きながら、関係者(指導者、スポーツ団体関係者、競技者、保護者)がどのようにこの問題を捉え、予防・対応策をとっていけばいいのかを解説する。スポーツに関わる全ての方に向けた1冊。
【目次】
第1章 スポーツについての理解を深める
第1節 スポーツの歴史と理念
Ⅰ スポーツのはじまり
Ⅱ スポーツと暴力の関係
Ⅲ ジェンダー視点から見たスポーツ
Ⅳ 権利としてのスポーツ
Ⅴ スポーツと人権
第2節 国内外のスポーツ環境の変化
Ⅰ 人口減と少子化
Ⅱ 運動部活動の地域展開
Ⅲ スポーツ基本法
Ⅳ 日本版DBS
Ⅴ セーフスポーツに関する国内外の取り組み
第2章 スポーツ環境におけるハラスメントの問題
第1節 ハラスメントの理解を深める
Ⅰ ハラスメントの種類
Ⅱ 日本国内のハラスメント相談の現状
Ⅲ スポーツに取り組む権利の侵害
Ⅳ 不均衡な力関係を背景に生じる
Ⅴ 拒否や異議申し立てをする/しないで被害者に利害が生じる
Ⅵ 判断基準が被害者側にある
Ⅶ 秩序維持モデルで考える必要性
Ⅷ ハラスメントのタイプ
第2節 ハラスメントをめぐる日本のスポーツ環境の特徴
Ⅰ スポーツ界でハラスメントが生じる要因
Ⅱ 指導者/競技者間の不均衡な力関係を生み出す要因
第3節 ハラスメントを防ぐために
Ⅰ ハラスメントをめぐる負のスパイラル
Ⅱ 積極的な第三者介入を
Ⅲ 介入する際の注意点
Ⅳ 意図しないハラスメントや差別に注意
第4節 性的マイノリティについて理解する
Ⅰ 性愛の指向性
Ⅱ スポーツとホモフォビア
Ⅲ トランスジェンダー
Ⅳ DSDs(性分化疾患)
Ⅴ トランスジェンダー、DSDsとスポーツ
Ⅵ アウティングに関する注意事項
第5節 スポーツにおけるハラスメントへの心構え
Ⅰ 「起こさないため」の準備
Ⅱ 「起こったときのため」の準備
第3章 ハラスメントの予防策
第1節 スポーツ関連団体の役割
第2節 団体が予防策としてとるべき具体的事項
Ⅰ 規程類の策定
Ⅱ ガイドラインの策定
Ⅲ 相談窓口の設置
Ⅳ 予防のための研修会等の実施
Ⅴ 意識啓発のための活動
第3節 対象別の推奨事項
Ⅰ スポーツ統括組織(中央競技団体、都道府県や市町村のスポーツ協会及び各競技団体)
Ⅱ 地域のスポーツ団体(総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団、各競技の地域クラブ等)
Ⅲ 指導者
Ⅳ 競技者
Ⅴ 保護者
第4章 ハラスメントへの対応策
第1節 相談や苦情が申し立てられた場合の手続き
Ⅰ 窓口での相談・苦情受け付け
Ⅱ 担当部署による調査の実施
Ⅲ 担当部署による認定と処分案の決定
Ⅳ 団体としての機関決定
第2節 提案①:仲裁手続きの整備
Ⅰ 仲裁手続きの必要性
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