出版社内容情報
危急時遺言とは、病気や事故などで死が目前に迫った状況で、一定の条件のもと口頭でも遺言を成立させることができる特別方式の遺言制度である。依頼者の「最期の願い」を実現するための、まさに“最後の砦”といえる。
しかし、この制度を十分に理解している実務家は多くない。制度自体を知らない、使い方に自信がない、実務経験がない──こうした声は少なくない。だが、何が起きても不思議ではない現代において、危急時遺言の知識と対応力は、これからの実務家にとって必須の素養となるだろう。
本書では、元公証人が現場で味わった後悔や実体験を踏まえ、緊急時に活用できる制度の仕組み、作成手順、家庭裁判所での確認審判、悪用防止のポイントを、裁判例や実務家インタビューとともにわかりやすく解説する。
相続・終活支援に携わるすべての実務家にとって、手元に置いておきたい一冊。
【目次】
第1部 実践ガイド編
第1章 新しい三大遺言
第2章 一般危急時遺言の基本と応用
第3章 危急時遺言の実例
第4章 危急時遺言のタブー・リコメンド・マスト
第5章 危急時遺言の悪用から身を守る
第6章 FAQ―こんなときどうする?
第2部 裁判例解説編
第1章 危急時遺言に関する2つの重要裁判例
第2章 関連 裁判例の鳥瞰と要点
第3部 資料ガイド編 ~文例、関連書式~



