裁判例に学ぶ就業規則-勝敗を分けた規定と整備の実務

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裁判例に学ぶ就業規則-勝敗を分けた規定と整備の実務

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  • サイズ B5判
  • 商品コード 9784539731628
  • Cコード C2032

出版社内容情報

裁判例を調べると、就業規則の不備が会社の敗訴につながったと思われる例がたくさん見つかります。他方で、よく工夫された規定が就業規則に設けられていた結果、訴訟における会社の主張が認められた例もあります。要するに、会社のピンチを招く就業規則もあれば、会社のピンチを救う就業規則もあります。

このような就業規則が登場する過去の裁判例を知ることで、就業規則の整備にあたって知っておくべき重要な教訓を得ることができます。しかし、そのような裁判所の判断を整理して掲載した書籍はなかったように思います。

本書は、就業規則にまつわる判断をした45の重要裁判例を題材に、裁判例で示されたルールやそこから得られる教訓を就業規則の整備に活かすための書籍です。単に裁判例を知るというだけでなく、就業規則の整備に役立てていただくという目的をまっとうするために、裁判例の事案の就業規則をどう改善すべきだったのかを「就業規則の改善例」などとして具体的に示すことにも取り組みました。 さらに、裁判例から得られる教訓をまとめた「就業規則の整備に活かすべきポイント」や「就業規則のリーガルチェックのポイント」を各所に掲載しました。これらは就業規則を一から作り上げる場面だけでなく、すでに制定されている就業規則の課題を法的視点から洗い出す際にも役立つものです。

就業規則の整備を業務とされている社会保険労務士の先生方や弁護士の先生方、そして会社の人事労務担当者の方々にぜひ読んでいただきたい一冊です。


【目次】

●第1章 人事規定にひそむリスク
本章で取り上げる裁判例
裁判例【1】試用期間
勤務態度不良の新入社員。延長規定がなくても同意を得て試用期間を延長できるか?
明治機械事件(東京地方裁判所判決令和2年9月28 日)
1 事案の概要
2 事実関係
3 裁判例の事案の就業規則
4 争 点
5 試用期間の延長の有効性を議論する実益と労使の主張
6 裁判所の判断
7 裁判所の判断の理由
8 就業規則に延長規定がない場合も試用期間を延長できるか
9 就業規則の整備に活かすべきポイント
◎就業規則のリーガルチェックのポイント

裁判例【2】転 勤
転勤拒否で給与返還。その規定は有効か?
ビジネスパートナー事件(東京地方裁判所判決令和4年3月9日)
1 事案の概要
2 裁判例の事案の就業規則
3 本件従業員の主張
4 裁判所の判断
5 裁判所の判断の理由
6 本件の裁判例の意義
7 判決の問題点
8 就業規則の工夫例
9 懲戒により対応することも可能
◎就業規則のリーガルチェックのポイント

裁判例【3】降 格
「現在の等級に在籍することが不適当な者」とは? 降格の要件を定めた規定の解釈
仙台高等裁判所判決令和5年1月26 日
1 事案の概要
2 裁判例の事案の就業規則 等
3 本件事案における等級引下げの経緯
4 裁判所の判断
5 裁判所の判断の理由
6 会社が敗訴した理由
7 まとめ

●第2章 休職・復職の境界線
本章で取り上げる裁判例
裁判例【4】私傷病休職の休職事由
「1か月を超えて欠勤したとき」を休職要件とする規定―適用ミスによるトラブル
石長事件(京都地方裁判所判決平成28 年2月12 日)
1 事案の概要
2 訴訟に至る経緯
3 裁判例の事案の就業規則
4 主な争点
5 裁判所の判断の理由
6 なぜ休職期間満了による自然退職が認められなかったのか?
7 連続欠勤要件を定める規定の問題点
8 本来あるべき休職命令の要件
◎就業規則のリーガルチェックのポイント

裁判例【5】復職可否の基準
会社指定医が認めなければ復職不可。会社独自の復職基準設定の効力は?
ワークスアプリケーションズ事件(東京地方裁判所判決平成26 年8 月20 日)
1 事案の概要
2 裁判例の事案の就業規則
3 訴訟前の経緯と会社の対応
4 裁判所の判断
5 裁判所の判断の理由
6 なぜ会社は負けたのか?
7 本件の裁判例と類似する判断をした他の裁判例
8 就業規則の整備に活かすべきポイント

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