出版社内容情報
病医院の医師・看護師・スタッフなどを悩ませる、患者とのトラブル。医療機関では、患者による嫌がらせ(いわゆる「ペイシェントハラスメント」)についての調査が進められ、その対応策が望まれています。
本書は、患者側・医療者側の双方の弁護経験がある著者が、病医院でのペイシェントハラスメントへの対応、紛争の予防、内部体制の整え方、医療関係紛争回避等について、自身の経験から実践的な具体的方法を解説します。
内容説明
医療機関・医療従事者必携。医療現場をトラブルから守る具体的な対処法や解決指針を紹介。
目次
序章 臨床医療現場での具体的な体験によって形成された“医療関係紛争に関する私の考え方”(私の弁護士としての履歴(自己紹介)
“患者・家族側の弁護士だった過去の履歴”と、それに影響された“私の考え方”
A病院の医療安全管理委員会で学んだ“患者・家族との向き合い方”)
第1章 医療事故紛争、“その患者・家族との向き合い方”(医療事故紛争の回避の仕方)(医療事故紛争を防ぐインフォームド・コンセント;医療事故紛争を防ぐ“診療記録への十分かつ正確な記載”;医療事故発生“直後”における患者・家族との向き合い方(ボタンの掛け違いをなくすために) ほか)
第2章 ペイシェントハラスメント、“その患者・家族との向き合い方”(ペイシェントハラスメントへの対処法)(長崎県のペイハラアンケートに見られるハラスメントの実態;“ペイシェントハラスメント”という考え方(“モンスターペイシェント”と呼ぶべきではない理由)
ペイハラの違法性を考える ほか)
資料