出版社内容情報
企業にて万が一、労務に関する重大な不祥事(=労務不祥事)が発生してしまったときには、社内調査の実施が欠かせません。
的確な社内調査によってはじめて、不祥事に対しどのような対応をとるか意思決定するための情報を収集することができます。
また、調査結果を踏まえた適切な対応により、不祥事による被害を最小限に抑え、報道・炎上等により企業価値が棄損する事態を防ぐことが可能となります。
本書ではまず、労務に関する不祥事が生じた場合に共通する、対応の視点、ヒアリングを中心とする社内調査の方法、事実認定、社内調査報告書の作成と、これらを踏まえて実施する懲戒処分、人事処分、監督責任、公表等についての基本的な考え方を解説します。
そのうえで、とくに件数が多く、また対応を誤れば甚大な悪影響をもたらす不祥事であるセクハラ・パワハラ、過労自殺(長時間労働)、未払残業代請求、情報窃盗について、社内調査実施や実務対応等を具体的に解説します。
内容説明
企業価値の毀損を防ぐために、労務にまつわる不祥事の典型事例に焦点を当て、どのように社内調査を行い、どのような視点で対応の意思決定すべきかについて、使用者側代理人が解説。
目次
第1章 社内調査の考え方
第2章 社内調査を踏まえた対応
第3章 セクハラ
第4章 パワハラ
第5章 過労自殺(長時間労働)
第6章 未払残業代
第7章 情報窃盗
著者等紹介
横山直樹[ヨコヤマナオキ]
石嵜・山中総合法律事務所パートナー弁護士。2006年慶応義塾大学法学部政治学科卒業、2008年慶応義塾大学法科大学院修了、2009年司法修習修了。第一東京弁護士会所属。経営法曹会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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