出版社内容情報
新型コロナウイルスの蔓延で一気に拡がったかに見えたリモートワーク(テレワーク)だが、大企業などを中心に定着化がすすむ一方で、「労働時間管理がしにくい」「業務内容がリモートワークに適さない」「労働生産性が下がる」などの理由から導入を躊躇したりとりやめたりする例も多い。
本書は、これらの懸念を払しょくし、労働時間管理をせず労働生産性を上げる手法として、リモートワークに事業場外みなし労働時間制を採用することを強くすすめる。
そのメリットから導入・運用のノウハウや留意点、似た部分のあるフレックスタイム制や裁量労働制との比較、リモートワークと社内労働を組み合わせたハイブリッド型の運用やリモートワーク中の副業・兼業の管理にまで言及した、リモートワークをプラスに活用するための指南書。
内容説明
労働時間管理の適用が除外となっている事業場外みなし労働時間制の活用を主眼に、フレックスタイム制や裁量労働制との比較、社内労働と組み合わせたハイブリッド型の運用やリモートワーク中の副業・兼業の管理まで解説した、リモートワークを最大限生かすための指南書。
目次
第1章 リモートワークだけでは労働生産性は上がらない!上がるための仕組みが必要―「社員に任せる」
第2章 労働時間管理しないリモートワーク―「みなし労働時間制」は、労働時間把握義務の適用が除外されている!
第3章 労働時間管理するが、しないようなリモートワーク―疑似的「みなし労働時間制」とフレックスタイム制
第4章 労働時間管理しないようなリモートワーク―「みなし労働時間制」とは別の裁量労働制
第5章 リモートワークによって求められるルール作り―多様な働き方を認める。それが本当の働き方改革
第6章 副業や兼業の労働時間管理―リモートワークと副業・兼業
第7章 リモートワークによる意識の変化―たかがリモートワーク。リモートワークのための変革は不要!
著者等紹介
奥村禮司[オクムラレイジ]
社会保険労務士。学校法人産業能率大学総合研究所兼任講師。昭和40年(1965年)生まれ。大学在学中、糸川英夫博士に師事。大学卒業後会社員生活を経て、社会保険労務士業開業。企業からの相談業務のほか、企業研修を始め、自治体や商工会議所、中小企業基盤整備機構等での研修講演、全国各地の社会保険労務士会・税理士会や弁護士法人等での研修講演に講師として招かれている(オンラインを含む)。その他、経済連携協定(EPA)による来日外国人向け研修や、社会保険労務士試験受験講座(TAC)、FP技能士検定試験受検講座(きんざい)などの講師も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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