出版社内容情報
建設業法が改正されました(令和元年6月)。
建設業界の構造的問題にメスを入れ、働き方改革を進めるためです。
建設業における基本法が、業界の働き方改革のために改正されたのです。
建設業は労働基準法や労災保険法などについて
法律・運用ともに適用除外や特例措置が認められてきました。
それも相まって建設業界、特に中小規模建設業界においては、
週6日労働、残業代なし、日給制、退職金なし、年休なし等の
「独特」の労務管理が当然とされてきました。
しかし、現状のままでは建設業界への若者の入職が激減し、
国家の基幹産業である建設業の未来はなくなってしまい、
ひいては日本経済再生の足枷になる可能性もあるとの危機感が
国、行政、業界リーダーに広がり、
その打開のために建設業法の改正と働き方改革関連法(平成30年7月)の建設業への
適用が必要とされたのです。
「できる筈がない」「様子を見よう」等の消極的姿勢に
終始している会社は淘汰される可能性さえあります。
本書は、激動期に入った建設業界において、
中小建設業に求められる労務管理、安全管理、経営改善等について解説します。
経営者はもちろん、同業界へのコンサルタントは必携の1冊です。
目次
第1章 中小規模建設業を取り巻く経営環境の激変
第2章 建設業界の現状
第3章 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン
第4章 建設業における健康保険・年金
第5章 建設業における労災保険・雇用保険
第6章 労災事故と安全管理
第7章 健康の保持増進のための措置
第8章 労務管理改善の取組み
第9章 経営改善の取組み
内容説明
長時間労働の是正、処遇改善、生産性向上、下請の社会保険加入と法定福利費の確保、労災事故と安全管理、労働条件、労働時間管理、外国人労働者、経営計画の見直し、休日増と月給制移行など、働き方改革法の建設業への適用、建設業法を含む「担い手3法」の改正等、労務管理改善を迫る経営環境激変への対応策!
目次
第1章 中小規模建設業を取り巻く経営環境の激変
第2章 建設業界の現状
第3章 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン
第4章 建設業における健康保険・年金
第5章 建設業における労災保険・雇用保険
第6章 労災事故と安全管理
第7章 健康の保持増進のための措置
第8章 労務管理改善の取組み
第9章 経営改善の取組み
巻末資料
著者等紹介
吉村孝太郎[ヨシムラコウタロウ]
弁護士。埼玉弁護士会所属。慶應義塾大学法学部卒業。2007年司法修習修了・同年弁護士登録。埼玉県川口市の城口法律事務所に入所し、現在に至る。中小企業のコンプライアンス整備、労務トラブル、建築会社の請負トラブルを多く取り扱っている。労使紛争については使用者側、労働者側の両方の代理人を務めている
江口麻紀[エグチマキ]
特定社会保険労務士。エル労務マネジメント合同会社代表社員。2003年社会保険労務士開業。2006年特定社会保険労務士付記。ゼネコンに7年勤務の後、製造小売業、社労士事務所勤務を経て開業。25年以上の実務経験を生かし労務管理・労働問題を中心としたコンサルティングを展開
太田彰[オオタアキラ]
特定社会保険労務士。1996年社会保険労務士開業。2006年特定社会保険労務士付記。関与先に建設業の団体および中小企業建設業。労務問題では複数の弁護士事務所と連携
増田文香[マスダアヤカ]
特定社会保険労務士。2002年社会保険労務士開業。2007年特定社会保険労務士付記。経営コンサルティング会社勤務を経て開業。労務トラブルの未然防止を目的とした労務管理コンサルティングを実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。