出版社内容情報
資産管理や承継の一つの手段として、民事信託の活用が広がってきており、
その活用例を紹介した書籍も多く出版されてきている。
しかし、信託の設定から、運用・管理、終了までを詳細に記載した著書はまだ数少ない。
本書は、信託財産の対象として比較的多い「賃貸不動産」について、
信託設定に係る準備・調査から、契約書の作成や各種届出、登記等の諸手続き、
受託者の運用・管理、会計・税務処理、さらに登記記載例まで、
一連の実務を具体的に事例も交えて詳細に解説している。
目次
第1編 基礎編
第1章 信託設定までの準備・調査事項
第2章 各種手続きの意義・留意点(各書式のひな形掲載)
第3章 税務・会計
第4章 委託者からの債務の承継・受託者による新規借入
第2編 実践編
第1章 基礎事例
第2章 応用事例
*各種書式・登記等の記載例をふんだんに掲載
目次
第1編 基礎編(信託設定までの準備・調査事項;各種手続の意義・留意点;税務・会計;委託者からの債務の承継・受託者による新規借入)
第2編 実践編(基礎事例;応用事例)
著者等紹介
成田一正[ナリタカズマサ]
公認会計士、税理士、行政書士。国税専門官として税務調査に従事後、大手監査法人にて法定監査・株式公開のバックアップに従事。この頃から事業承継対策を専門とする。平成元年(1989年)成田公認会計士事務所を設立。2011年税理士法人おおたかを設立、代表社員に就任、現在特別顧問
金森健一[カナモリケンイチ]
ほがらか信託(株)常務執行役員・弁護士(東京弁護士会)。主な取扱分野は、民事信託及び商事信託で、ストラクチャー構築、当局対応や金融機関へのアドバイス、信託会社設立支援等を行う。ファミリービジネス支援機構共同代表、駿河台大学法学部特任准教授
鈴木望[スズキノゾム]
ビゼックス合同事務所代表司法書士・行政書士。一般社団法人民事信託推進センター理事。信託法学会会員。国際私法学会会員。大学院(教育学研究科学校教育専攻)修了後、高等学校教諭に着任。教科研究の一環で取り上げた法教育を通じて予防法務に社会的意義を感じ、司法書士・行政書士への転身を決意。2009年ビゼックス合同事務所入所、2014年同所代表就任。国際相続業務において信託に触れたことをきっかけに、現在では受託者支援を含めた信託コンサルタント業務や司法書士会等主催の信託実務研修会の講師等も担っている
星田寛[ホシダヒロシ]
2008年三菱UFJ信託銀行退職。公益財団法人公益法人協会専門委員。一般社団法人民事信託推進センター監事。信託法学会、租税法学会、成年後見法学会、日本FP学会の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。