出版社内容情報
後継者不足が喫緊の問題とされる中、中小企業庁では事業承継の一つの方法として、
M&A(合併、買収)を推奨している。
しかし、M&A取引が成立する過程で、残業代の未払いや社会保険の加入漏れ等の膨大な潜在債務が判明すると、
M&A取引自体がブレイクしてしまうことがある。
そこで、M&A取引成立過程のデューデリジェンス(以下、DD)の場面において、
労働に由来する潜在債務の有無および労働法制の遵守度合等を適切に評価・調査することで、
買主が安心してM&A取引に参加でき、廃業による雇用喪失を縮小することが可能となる。
本書は、労働に由来する潜在債務を調査すること(労務DD)における、
会計帳簿に記帳されなければならないのにされていない「簿外債務」と、
想定外の出来事が生じることにより発生するおそれのある「偶発債務」について、
事例ごとにその実務の手順、業務委託契約の仕方、債務の計算方法、報告書作成例等詳解している。
※姉妹書『M&A人事デューデリジェンス標準手順書』
【目次】
第1章 標準手順書
第2章 簿外債務(未払賃金、退職給付債務、社会保険未納 等)
第3章 簿外債務(労働時間、労働者性 等)
*事例ごとに、実務手順、債務計算、報告書例を掲載。
第1章 標準手順書
第2章 簿外債務(未払賃金、退職給付債務、社会保険未納 等)
第3章 簿外債務(労働時間、労働者性 等)
*事例ごとに、実務手順、債務計算、報告書例を掲載。
野中 健次[ノナカ ケンジ]
編集
人事労務デューデリジェンス研究会[ジンジロウムデューデリジェンスケンキュウカイ]
著・文・その他
内容説明
業務委託契約書例、労務デューデリジェンス報告書例付。労務に由来する潜在債務(簿外債務・偶発債務)の調査・債務計算・報告書作成の方法をすべて開示!
目次
第1章 標準手順書(労務デューデリジェンス;労務DDの標準手順書;労務DDの反映 ほか)
第2章 簿外債務(時間単価の算出・除外賃金・割増率の調査1(月給者)
時間単価の算出・除外賃金・割増率の調査2(日給者・時給者)
最低賃金との比較 ほか)
第3章 偶発債務(労基法上の労働時間;管理監督者の該当性;取締役の労働者性の調査 ほか)
著者等紹介
野中健次[ノナカケンジ]
特定社会保険労務士、M&Aシニアエキスパート、日本労働法学会会員。社会保険労務士法人野中事務所代表社員。一般社団法人東京事業主協会代表理事。東京都社会保険労務士会「事業戦略会議」委員。1965年生まれ。青山学院大学卒業、同大学院法学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。