出版社内容情報
相続発生後、相続人の前に立ちはだかる問題が、
遺産分割をめぐるトラブルと相続税をめぐるトラブルだ。
この2つの問題を未然に解決する手法として最も有効なのが、
被相続人の生前に「遺言書」を残しておくこと。
しかし、各相続人に公平に分割しようとすれば却って相続税が高くついてしまったり、
その反対に相続税の節税や事業承継対策を優先するあまり、
遺留分侵害をめぐる訴訟などを誘発してしまう危険もある。
大切なのは、遺産分割と節税・納税、さらに家の承継や事業承継を
いかにバランスよく遺言書に盛り込んでいくかだ。
そこで本書では、弁護士・税理士それぞれの視点から
有効な遺言書の作成ポイントを提示し、
トラブルを未然に防ぐための手法を解説していく。
内容説明
もめない相続だけでなく相続税の節税・納税もきちんと考慮した遺言書作成のポイントを解説!相続と相続税の原則をしっかり踏まえ、遺言書の作成や書き直しに必要なさまざまな知恵を数多く盛り込んで事例別に幸せな相続となるための遺言書の書き方のポイントをわかりやすくまとめている。
目次
第1章 相続のしくみと遺産分割
第2章 遺言のしくみ
第3章 遺言書の作成方法
第4章 遺言書作成における相続税法上の留意点
第5章 ケース別 遺言書の上手な作り方
第6章 相続発生前後の留意点
第7章 民法(相続関係)改正に関しての動向
著者等紹介
坪多聡美[ツボタサトミ]
2008年3月同志社大学法学部卒業。2010年3月京都大学法科大学院修了。2010年9月司法試験合格。2012年1月大阪弁護士会登録。2016年6月坪多法律事務所設立。講演活動も種々行っており、各種法務に関する書籍や論文も多数執筆
坪多晶子[ツボタアキコ]
京都市出身。大阪府立茨木高校卒業。神戸商科大学卒業。1990年坪多税理士事務所設立。有限会社トータルマネジメントブレーン設立、代表取締役に就任。2012年税理士法人トータルマネジメントブレーン設立。代表社員に就任。上場会社の非常勤監査役やNPO法人の理事及び監事等を歴任、現在TKC全国会中央研修所租税法研修小委員長、TKC全国会資産対策研究会研修企画委員長。全国で講演活動を行っており、各種税務に関する書籍も多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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- 洋書
- Oblomov