内容説明
雇止めに関する数多の裁判例を「期待指数」という新たな概念を用いて、「解雇に関する法理の類推に関わる論点」と「雇止めの有効・無効に関わる論点」の二段階からそれぞれ数値・類型化した、労使の実務に必携の一冊。
目次
第1部 雇止め制限法理の現状―平成24年労働契約法改正前まで(労働契約と期間;雇止めに関する裁判例上の処理基準―平成24年労働契約法改正まで;雇止めをめぐる近時の問題)
第2部 平成24年労働契約法の改正 雇止め法理を中心に(労働契約法の平成24年改正の概要;労働契約法における雇止め法理に関する解釈上の諸問題;雇止め法理に関して残された課題)
第3部 雇止めに関する裁判例の整理(裁判例の傾向の分析と解雇に関する法理の類推の有無の予測方法;解雇に関する法理の類推適用の可否に関わる裁判例の整理;解雇に関する法理を類推適用した結果に関わる裁判例の整理)
著者等紹介
渡邊岳[ワタナベガク]
平成2年3月明治大学法学部法律学科卒業。平成3年10月司法試験合格。平成6年4月弁護士登録(第一東京弁護士会)、安西法律事務所入所。平成19年10月~一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務コース(修士)非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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