内容説明
“労働生産性”をわからずして、人事政策は立てられない!某家電量販店の営業不振も、某自動車メーカーの再生も、すべては人の生かし方にあった!人事屋が押さえておきたい基礎知識満載。
目次
序章 ある地方都市での話
第1章 生産性分析の基礎知識
第2章 Q社のモラールが下がった理由を探る
第3章 労働生産性を分解する
第4章 労働組合が強力でも、労働生産性が低いと会社も社員も負け組になる
第5章 企業再生、コストキラーと呼ばれた経営者は、どう会社を立て直したのか
終章 従業員は会社にとって重要なステークホルダー
著者等紹介
前川修満[マエカワオサミツ]
公認会計士・税理士・日本証券アナリスト協会検定会員。1960年、石川県金沢市生まれ。同志社大学卒業後、澁谷工業株式会社、KPMG港監査法人(現・あずさ監査法人)を経てフリーとなる。会計の実務家として、決算書類の作成に携わるとともに、金融機関や経営者に向けて決算書データの読み方の解説を行なってきた。2006年にアスト税理士法人を設立、代表社員に就任し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えちぜんや よーた
84
「働けど我が暮らし楽にならず」にしないためには、食い扶持(人件費の伸び)に上回る稼ぎ(粗利)をいかに稼ぐか?ということに尽きる。「楽になる」かどうかは、1980年代のパナと2000年代の新星堂の事例比較が全てを物語っている。2014/05/23
zero
1
○ memo:「人は石垣、人は城」2014/06/09
とりもり
1
良書。労働生産性分析を通じて、P/Lだけでは把握できない企業の問題点を分析する手法を紹介している。事例として挙げられているQ社と日産は、いずれも労働生産性に問題を抱えていたことが浮き彫りにされている。著者が言う通り、経営者が株主を意識したIR上の発言をすることが多い中(経営指標もROEやFCF、EVAなど)、改めて労働者の生産性にフォーカスすることも、企業分析においては重要ではないかと思った。但し、巻末にまとめて掲載したという「労働生産性の基礎知識」がないのは何故? ★★★★☆2012/04/17
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