内容説明
物流の中核を担うトラック運送会社の多くが、なぜ経営危機に陥っているのか。トラックドライバーは、なぜ長時間労働を強いられるのか、過労運転や飲酒運転が多いのか。ドライバーの正しい時間管理は、そもそも可能なのか。最低賃金をクリアできるのか。個人償却制や傭車システムは合法か。トラック運送会社の労務管理や就業規則はどうあるべきか。労働基準監督署の立ち入り調査があった場合、どうすればいいのか。今こそ攻めの人事・労務管理が不可欠。あらゆる労務問題解消への戦略的指南書。
目次
第1章 トラック運送業界を知る
第2章 ドライバーを育てる
第3章 トラブルの傾向と対策を知る
第4章 時間管理の要点をつかむ
第5章 会社を守る
第6章 賃金管理の要点をつかむ
著者等紹介
吉本俊樹[ヨシモトトシキ]
大阪市生まれ。大阪府立四條畷高等学校、同志社大学法学部卒業。生命保険会社勤務を経て、1996年、吉本社会保険労務士事務所を開設。1999年、人事コンサルティングと総務アウトソーシングを行う有限会社ミッションを設立(2001年、経営革新支援法認定)。顧客サービスの向上と若手社会保険労務士の育成に努めている。中小企業から大企業までの多様な企業の顧問として、賃金・人事考課制度設計、退職金制度見直し、就業規則作成、採用面接代行、労務相談、給与計算、クリニック開業支援、公益通報者制度窓口代行、EAP等を行っている。その顧客本位で攻めの姿勢は、経営者の共感と熱い支持を集めている。また、損保ジャパン、永和信用金庫、全国医師会・商工会議所、リクルート、大阪産業創造館、船井総研、BMC等においてセミナー講師を務めている。現在、中小企業・ベンチャー総合支援センター・アドバイザー、株式会社損害保険ジャパン顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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